真っ白な世界から感じる微かな光。
まるで雲の上に横たわっているかの様な優しい感覚。
その前で感じる人の気配、Aくんが自分の身体の隅々を見渡し、調べているのが分かる。
Aくん:未来って肌がすごく白くて奇麗だね
未来 :・・・
Aくん:僕は、未来が欲しい
Aくんがそう言った次の瞬間、自分の乳首が何かに吸い込まれるのを感じた。
優しく、暖かく、ゆっくりとなぞられるのを感じ、無意識に声が漏れた。
それが終わると、次は逆の乳首が吸い込まれるのが分かった。
同時に今まで感じていた乳首を指でなぞられるのを感じた。
これがいままで彼を求める人たちを喜ばせるテクニックなのかと思った。
絶妙な力加減と動きは、まるで僕のすべてを知っているかのようだった。
彼に乳首を弄ばれてからどれくらいの時間が経っただろう。
両乳首交互に責められ、その絶妙なテクニックに感じられずにはいられず、気がつけば声が出てしまっていた。
何も見えない世界から聞こえる彼の息使いと、時折見える稲妻の様な光、感じるポイントをせめる度にそれは現れた。
しばらくすると、急に彼がそれを止めた。
彼の気配が離れた瞬間、すでに両乳首の感覚が麻痺し、痺れをと疼きだけが残った。
何も見えない
彼はどこ?
もう終わったの?
自分の息が微かにあがっているのを感じる。
すると次の瞬間、自分の下半身を覆う下着に手がかけられるのが分かった。
未来 :ちょ、Aくんそれはダメだよ!
Aくん:何故?僕に未来のすべてをみせてよ。
未来 :でも・・・やっぱりダメだよこんなの
Aくん:僕は未来の全部が欲しいんだ、だからもう何も話さないで、ただ未来は僕を感じていればいい
そう言うと彼は布のような物で僕の口を塞ぎ、言葉を封じた。
”これでもう、未来は感じる事しか出来ないね”と言うと、また下着に手をかけ、ゆっくりとそれを脱がした。
顔から火が出る程の恥ずかしさと焦りの様な物を感じたが、すでにそれは彼に晒されてしまっていた。
Aくん:ほらね、もう僕を感じずにはいられない。未来のこれ、もうこんなになってる
未来 :・・・
Aくん:僕でこんなに感じてくれるなんて嬉しいよ。
自分でも分かっていた、もう自分のそれは彼を感じてしまっていた事を。
もうすでにそれは自分の意思とは関係無く、本能のままに機能していた。
すると、彼のその滑らかな手で身体に触れられるのが分かった。
その手は次第に下半身へと向かい、彼も同時に下半身部分へと身体を移動した。
そして次の瞬間、自分の内股に彼が口づけをするのが分かった。
彼の長い髪が下半身に触れ、くすぐったさと微かな快感を覚えた。
そして次第に彼の口づけは回数を増し、一歩一歩自分の陰部に近づいて来るのがわかった。
自分の身体が硬直するのがわかる。
彼に求められ、それがエスカレートして行く事に緊張を覚えた。
そしてついにその時が来た。
彼の手が自分の陰部を優しく包み、脈打つのを静かに感じている。
硬直しきった身体を安心させるかの様に、しばらくそれを握っていた。
そして、彼の優しい手からの温もりから少し緊張が解け、何か自分の中で諦めた様な、
何か覚悟が出来た様な感覚を覚えた瞬間、それを察したかの様に彼が自分の口で僕のそれを包むのがわかった。
暖かく、滑らかで、大切にされているという感覚と同時に、その舌の動きに快楽を覚えた。
すでに恥ずかしいと言う感覚は消え、彼のそのテクニックと上下の動きに、もっと自分を捧げたいとさえ思った。
すると急に、何かぬるぬるしたものを自分のアナルに感じた。
すぐにそれは彼の手にべったりとまとわりついているものだと理解できた。
そのぬるぬるした手は自分のアナルをなぞり、きつく閉められたそれを柔らかくするかの様に優しく触れ始めた。
前では激しさを増して弄ばれる自分のペニス、だんだん何かがこみ上げて来るを感じる。
前に力が入ると後ろの力が抜け、その瞬間をついて彼のぬるぬるした指が侵入しようとしてくる。
その彼との駆け引きに必死に対抗したが、同時にどんどんこみ上げて来る快感と、酔いのせいか頭が痺れて行き、冷静さをどんどん保てなくなってきているのを感じた。
そして次の瞬間、この駆け引きにフィナーレを迎えさせるかの様に、彼のフェラチオは更に激しさを増した。
その急な動きに必死に自分のペニスに朦朧とする意識のすべてを集中させた瞬間、アナルの力がすべて抜けた事に彼が気付き、一気に指を挿入した。
そして、それと同時に中に侵入した彼の指が前立腺を刺激し、さらに彼のフェラチオの激しさが増した瞬間、彼の口の中にあった自分のそれの先からすべてを射精し、頭が真っ白になった。
心臓の高鳴りと、激しい息切れを感じる。
また全身が痺れている、頭も真っ白で何も考えられない。
まだ彼は自分のペニスを口に含み、舌で優しく撫でる様に愛撫している。
アナルにはまだ彼の指が挿入されており、また閉まらないように指で栓をして固定している。
しばらくすると、彼が僕のペニスを解放し、同時に自分のアナルに何かで栓をした。
それは彼の指よりも少し太く、微かな苦痛を感じたが、それはすぐに感じなくなった。
Aくん:いきなりは痛いから、少しずつ拡張していくからね。
指の代わりにアナル拡張器を入れられたのだとそこで理解した。
アナルを拡張されると言う事は、自分も彼のように・・・ここまで考えて不安を感じ、考えるのをやめた。
すると、彼は僕の縛られた両手をゆっくり握り、ベッドの上に座らせて言った。
Aくん:もうやり方はわかったでしょ?次は未来の番だよ。
僕はAくんがその時何を言っているのか分からなかったが、すぐに彼が何を僕に求めているのかが分かった。
口に付けられた布を外すと、その解放された口の先には、びくびくと脈を打っているAくんのそれがあった。
"もう何も言わなくてもいいよね"
その言葉だけ言うと、Aくんは黙ってその場に立ち尽くし続けた。
何も見えない世界で僕は目の前に手を伸ばし、Aくんの両足にたどり着いた。
そのまま彼の足を上になぞり、そしてそれにたどり着いた。
片手でそれを優しく握ると、彼はほら早くと言わんばかりに軽く腰を前に振り、それを僕の口の近くに寄せ付ける。
唇と手が震え、緊張している事に気がつく。
でも、もう後戻りは出来ないのだとその時思った。
彼が言う様に、僕はあの時すでに自分で何を求めているのか本当は知っていたのかもしれない。
まだ不安を感じているのも本当だが、それはさっき程ではない。
現にもう取り返しのつかない所まで来てしまったが、彼に自分を求められ、それを奪われて行く事に今まで感じた事の無い感情が一つずつ生まれているのを感じる。
"さあ、未来"
彼のその言葉を聞いた瞬間、僕は彼のそれをそっと口の中に招き入れた。
つづく
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