Aくんと僕は一杯目のカクテルを飲み終わり、また別のカクテルを注文した。
静かな店内にカクテルをシェイクする音が響き渡り、しばらくするとそれはやんだ。
新しいコースターがテーブルにおかれ、新しいカクテルと小さい器に入ったドライフルーツが運ばれてきた。
ウェイターがその場を去ると同時にAくんはカクテルを口に運び、ドライフルーツを一口食べてから話し始めた。
Aくん:僕はあの日、ベットに縛り付けられて、いつもとはまるで違う義父の姿をみた。
動けなくて、何が起こっているのか分からず不安で、思わず母の名を口にした。
僕は小さく頷いた。
Aくん;父は足下にあるバックから何かを色々と取り出し、準備を始めた。
未来 :何の準備?
Aくん:僕を・・・"自分の物にする”準備だよ。
僕はまた少し緊張に似た鼓動の高鳴りを感じた。
焦りの様な、緊張の様な、何かすごく胸が締め付けられる様な感覚を覚えた。
そして彼は,その日に起こったすべての事を話し始めた。
最初にバックから取り出したものは大量のローション。
大量に自分の全身に塗りたくり、Aくんの身体にも満遍なくローションを塗った。
次にバッグから口枷を取り出し、恐怖で震える彼にそれを装着し、さらに目隠しをして完全に視界を奪う。
それですべての準備は整った。
Aくん:そして、いよいよ義父は自分の歪んだ欲求を僕にすべて注ぎ始めたんだ。
僕はまた小さく頷いた。
まず義父は、ローションでぬるぬるした彼の全身を手で滑らせながら彼を手で感じた。
「毛がまだ全く生えてないんだな」「肌がすべすべで気持ちが良い」「こんな上物を頂けるなんて幸せ者だ」
時々義父の独り言が何も見えない世界から聞こえてくる。
何が起きているのか分からず、怖くて、気持ち悪くて、不安でいっぱいだったと彼は話す。
そしてしばらくすると、急に繋がれた両足を大きく開かれるのが分かった。
義父の両手が自分の膝にそれぞれあてられて、ギリギリまで大きく足を開かれた。
何が起こるのか不安と恐怖しか感じない中で、自分の股間に大きな気配と暖かい風を感じた。
そして次の瞬間、自分のペニスが何かに吸い込まれるのが分かった。
口枷をされているせいで声を出す事も出来ず、ただもがく事しか出来なかった。
何も見えない真っ暗な世界の中で、自分の股間からじゅるじゅると音が聞こえる。
自分のペニスが何か生暖かい物の中で蠢く何かにもてあそばれているのがわかる。
真っ暗な闇の世界に響く”じゅるじゅる””ぴちゃぴちゃ”と言う気味の悪い音、もてあそばれいる自分のペニスから感じる疼きの様な感覚、永遠の様に感じる時間、ただただそれが終わるのを待つしかなかった。
「どうだ気持ちいいだろう?これはフェラチオと言うんだぞ、覚えておきなさい」
奇妙な音が終わった後に義父の声が聞こえた。
じんじんする自分の股間に何が起こったのか確認する事も出来ず、ただそれを聞く事しか出来なかった。
「次はお前の番だぞ」
そう言うと急に下半身に冷たくてドロッとした物がかけられるのを感じた。
またあのローションを大量にかけられたのだと分かった。
すると今度は両足首の縄をほどき、冷たい金属のような物で両足を固定された。
その直後、固定された両足を掴み、その両足が真上を向いた瞬間、自分の股と股の間に硬くて太くてドクドクと脈打つものが差し込まれた。
「お前の肌はまだ若くてきめ細かいからな、いきなり後ろは無理だろうから、今日は素股で勘弁してやるよ」
そう言うと、その太くて硬いものが、自分の股の間でなんどもこすれるのを感じた。
義父のどんどん荒くなっていく息と、どんどんスピードを増して摩擦で股の間に感じる熱、そして”にちゃにちゃ””くちゅくちゅ”と言う音だけが聞こえる。
何をしているのか全く分からない、そう思った次の瞬間、義父の大きなうめき声の様な声と同時に、急に股の間に感じていた太いものが引き抜かれたのが分かった。
そして自分の顔と口辺りに、生暖かくて今まで嗅いだ事の無い臭いのする、ぬるぬるした物がかかったのを感じた。
「これからお前の大好物になるものだ」
その言葉が聞こえた瞬間、口を塞がれている口枷に装着されている穴の空いたボールの間から、ドロドロとした生臭いものが入ってきた。
あまりの気持ち悪さに吐き出そうとしても吐き出す事も出来ない。
それはそのまま喉を通過し、喉に絡み付く様な不快感と吐き気を催した。
そしてその日、それらは何度も繰り返され、父親の欲望のままにそれを受け止め続けた。
外がぼんやり明るくなってきた頃、両手両足の拘束を解いて義父は言った。
「この事は決してお母さんには言うなよ、言えばお前が辛い思いをするだけだからな」
それからしばらく、あまりのショックで放心状態だった。
気付くともう部屋には義父の姿はなかった。
Aくん:そして次の日の朝、義父はいつもと同じ様に接してきたよ
未来 :何もなかったかのように?
Aくん:うん・・・僕も何も言えなくて、悪い夢だったんだ、早く忘れた方がいいんだって思う事にしたんだ。
僕は何も言えなかった。
まだ何も分からない小学生の小さな少年が、自分の大好きだった、しかも同性の義父からこんな酷い事をされるなんてまだ信じられなかった。
Aくん:そして数日後、その悪夢の続きが始まったんだ。
未来 :それで終わらなかったの?
Aくん:あれはただの序章に過ぎないよ。
義父は彼が何も言わず、たまに帰って来る母親にも告げ口しない事をいいことに、この日を境に彼の身体を求める様になった。
3回目の時にはついに義父の男根を彼の中に受け入れる事を強いられた。
背筋に電気が走る様な苦痛と苦しさ、頭が真っ白になり、腰がくだけそうな程苦痛だった。
日を追う毎に義父は所構わず彼を求める様になり、彼はただその言いなりになるしかなかった。
義父の要求は日に日にエスカレートし、誰にも相談出来ないまま、ただそれに従い続けた。
初めてのアナルプレイを経験したその日から毎日アナルプラグの装着を義務づけられ、アナルの拡張を強いられた。
義父の食事中は弟がいない時はテーブルの下でフェラチオで奉仕、風呂の中でもトイレの中でも、所構わず性行為を強要され続けた。
決して求められる事を望んでいた訳ではなく、求められる度にどうしたら早く終わるのかだけを考えた。
恐らく義父は、こういう事をされても平気な子だと勘違いしてたんだろうと彼は言った。
Aくん:このままだといつか大好きな母と弟にバレてしまう、でもどうしたらやめてくれるのか分からなかった。
未来 :なんでお母さんに相談しなかったの?
Aくん:出来る訳ないよ、頑張って仕事をして僕らの事を愛してくれて、そして何よりも女として義父を愛していた。それを僕が壊すなんて出来ないよ。
未来 :弟さんにはバレなかったの?
Aくん:変だとは感じていたかもしれないけど、僕も義父も白を切り通した。義父は弟には全く興味がなかったみたいだから、それはせめてもの救いだった。
幼いAくんはそんな事を一人で考え、背負っていたのかと思った。
義父にひどい事をされている、それを警察や児童相談所に言う事も出来た、母親に言う事も出来た。
でもそれは同時に家庭の崩壊を意味し、何よりも世界で一番大好きな弟の家族の幸せと母親の女としての幸せの両方を奪う事になる事を意味していた。
だから母親と弟には絶対にバレてほしくない、母親と弟の幸せの為と思えばどんな事だって耐えられる。
まだ幼い少年はそう考えながらすべてを自分が背負い込み、日々エスカレートしていく義父の要求に従い続けた。
Aくん:でも、もっと残酷な裏切りが僕を待っていたんだ。
つづく
にほんブログ村