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崩れゆく世界

赤・・・・真っ赤な赤。


真っ暗な闇の中に見える赤い光。
この歪んだ空間に吸い込まれてからどれくらいの時が過ぎたのだろうか。
一瞬なのか、永遠なのか、もうそれさえも分からない。



ゆらゆらと宙で揺れる自分の足が見える。
その足の間から歪んだ笑みを浮かべながら欲望を貪る大きな影が見える。
自分のアナルに感じる苦しみと痺れ、大きな影と繋がっているのが分かる。


歪んだ欲望の固まりが注がれるのを自分の中に感じる。
大きな影から漏れる荒い息と熱気、大量の汗で濡れた大きな影が自分に絡み付き、口と口が重なり、その中から蠢く何かが自分の口内で激しく暴れるのが分かる。



見える世界が変わる。



大きく仰向けに横たわる大きな人の身体。
その身体の下にある”それ”を自分の口内に招き入れる。
上下に頭を動かし、片手でそれを握り、中にある歪んだ欲望を絞り出す。


同時に自分の身体の後ろに大きな気配を感じる。
その大きな気配はさっきまで自分の中にいたものとは別の物で自分を求める。


また感じる苦しみと痺れ。
大きな気配がゆっくりと動いているのが分かる。
自分の中に何度も出し入れするのが分かる。


「あぁ、最高だ、H大好きなんだねボクは」「この子よく調教されてますね」「まだ子供なのになんて悪い子なんだ」


聞こえてくる影達の声。
悲しみと絶望の中で、ただひたすら求められる事に従った。



Aくん:そしてその日から、僕は義父だけでなく彼らの奴隷にもなる事になった。
未来 :それって・・・お義父さんの命令?
Aくん:そうだね、一つの調教プレイとして彼も楽しんでいたよ。


それから毎日続く悪夢の日々。
義父の要求はとどまる事を知らず、自分好みの奴隷に仕上げるために数々の調教を施した。
知らない人も日に日に増え、代わる代わる犯され続けた。
時にはその知らない男性の家に招かれ、そこでも欲のはけ口として使われる事もあった。



Aくん:そんなある日、家である事件がおきた。
未来 :事件?


母親がいる時は家の中では何もしてこなかったが、弟だけの時は隠れて自分を求める様になっていたある日の事。
いつものように自分がお風呂に入っていると、急に義父がお風呂に入って来た。
一緒に仲良くお風呂に入る家族を装って、またいつものように自分を求めるのだと諦めていた。


案の定、まずは口で奉仕する事を強要され、だまってそれに従う。
義父は身体を洗いながら自分の奉仕を楽しみ、自分の身体も泡で覆う。

泡で満たされた身体を後ろに向け、自分のなかにそれを挿入する。
自分で動く事を要求し、それに従っていたその時。



「僕も一緒に入る!」



弟がまさにその時に入って来た。



見られた



空が落ちるような感覚に見舞われた。
いままでずっと隠して来たものを愛する弟に見られてしまった。



「えっ・・・何してるの?」



驚きを隠せない弟の顔がそこにあった。
自分の見える世界が歪み、崩れるのが分かった。



Aくん:そして弟はその事を家に帰って来た母にそれを言ったんだ。
未来 :じゃあお母さんにもバレちゃったの?
Aくん:うん、お義父さんがお兄ちゃんのお尻におちんちん入れて喜んでたってね。
未来 :それで、お母さんは?
Aくん:信じられなかったみたいで、とりあえず3人で話そうって事になったんだ。
未来 :じゃあ、Aくんは望まないかもしれないけど、その悪夢は終わったんだね?
Aくん:いや・・・



義父は一緒にお風呂に入っていただけだと母に説明をした。
弟の見間違いだ、一緒に身体を洗ってただけだ、あくまで白を切るつもりだった。


迷った。
ここですべてを話してしまえば、自分が恐れていた最悪の結末になる事を知っていた。
でも、もうこんな毎日に耐えられない、何で自分だけこんな思いをしなきゃいけないんだと、毎日苦しかった。



楽になりたかった。



Aくん:弟の言っている事は本当だと母に言った。
未来 :そしたら?
Aくん:顔を真っ青にして僕を見ていた。


そして次の瞬間、何が起こったのか分からないまま、自分の座っていた椅子から転げ落ちた。
気がつくと、自分の左頬に激痛を感じ、口から血が出ているのに気がついた。


見上げると、そこには鬼の形相でこちらを見ている義父がいた。
右手は閉じたまま、怒りで震えているのが分かった。

そして急に胸ぐらを掴み、もう一度殴られた。



「そんな嘘をついて、俺を陥れる気か!何が目的だ!」


叫びながら、また堅い拳で自分を殴る。



何度か自分を殴った後に、母のいるテーブルに義父が腰をかけた。
母は、普段自分の前では温厚な義父の荒れる姿に驚いている様子だった。

「子供の悪ふざけだ」「こんな話を信用して家庭を壊すつもりじゃないだろ?」

義父は母に自分は潔白だと訴え続けた。


Aくん:僕は、母はそれでも僕を信じてくれると思った。
未来 :信じてくれるでしょ、だって弟さんも見たんだし。


でも、母親は信じてくれなかった。
変な嘘をついて家族をめちゃくちゃにしたいのかと義父に殴られた頬を平手で叩いた。


大好きだった母、誰よりも自分と弟を愛し、信じてくれていた。


しかし、そこには自分の知る母はもういなかった。
認めればそれは家族の崩壊を意味することはもちろん、また自分が一人孤独になることも意味していた。

一人になりたくない、女として愛してくれるこの男にすがりたいと言う自分の欲をみたしたい一人のか弱い女がそこにいた。
その為に、歪んだ欲望に塗れる変態男に生け贄として自分を捧げたと感じた。





そしてその時、自分の中で何かが壊れた気がした。



つづく

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プロフィール

未来

Author:未来
性別:Male
種別:M奴隷(現在は主人がいないので過去形)
年齢:20代後半

とあるきっかけからこの世界を知ったのが始まり。
その後Webで知り合った人がきっかけで2人の主人から奴隷調教を受ける事になり、その主人等からそれぞれ2年ずつ奴隷になる為の調教を受けた4年間に渡る日記です。

【ご注意】
当ブログは同性者(男性同士)との性的行為に関する内容が多く含まれます。
異性間でのものではないので、同性間での性的行為に理解のない方はご遠慮ください。
何か質問や問合せ、ご要望などあればメールフォームからお願いします。

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