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捧げたもの

大好きだった家族と一緒に住んでいる家。
その家の奥にある光のあたらない部屋。
暗くて、寂しくて、誰もいない部屋。


Aくん:義父が電話を終えると、僕をその部屋に連れていった。
未来 :Aくんが自分から望んでって事?
Aくん:わからない、ただ彼に手を取られ、ついて行ったのを覚えてる。


部屋につくと、そこにはすでに沢山の支配する為だけに作られた道具が存在していた。
まるでこうなる事を分かっていたかの様にそれはそこにあった。


身体に身につけている衣服をすべて脱ぐ様に言われた。
ただ無心の状態で身体だけがその通りに動き始める。


生まれたままの姿になると、義父はベットの上に座れと命令する。
言われるままにそれに従い、まだ冷たいベットの上に腰を下ろす。
あの時感じた恐怖や絶望も、もう今では何も感じない。


気がつくと、もう”宴”の準備が整っていた。
目隠しで視界は奪われ、口枷を付けられて言葉を奪われていた。
両手首は革で出来た手枷で結束され、自分のペニスには貞操帯が装着されている。
両足を開いた形で、革製の足枷でベットに貼付けられているのがわかる。
上から暖かいネバネバとした物が体中を覆い始める。



なんて屈辱的で無様な姿を晒す事になるんだろう。
これから大勢に犯され、弄ばれ、屈辱的な行為を何度も繰り返し繰り返される。
そう考えれば考える程、あの悪夢の日々が頭をよぎる。



そして、それを身体が求めているのを感じる。
自分の下半身が疼くのが分かる、自分の後ろが疼くのが分かる。



今あるのは恐怖や絶望なんかじゃない。



汚されたい。



犯されたい。



めちゃくちゃにされたい。



もう



後戻りが出来ないくらいに。







しばらくすると足音が聞こえてくる。


1人、2人、3人、4人
その足音と声はどんどん増えてくるのが分かる。





ガチャ





ドアが空いた音と同時に、沢山の人の声が聞こえる。



「遅かったですね、もう準備は整ってますよ」


義父の声、彼が呼んだ自分を求める人たち。


「いやー、すいません、また犯れるって聞いて気合い入れてきちゃいまして」


酒の香りがする。
沢山の声は宴を楽しむ為の準備をしていたようだった。
もうかなり酔いがまわっているせいか声も大きく、騒がしさがいつもとは違った。


「若い子なんてすっかりひさしぶりだからね、たっぷり溜めてきたから今日は沢山出しちゃうからね」
「やっぱり若い子が一番ですよね、しかもこんなかわいい子を好きに出来るなんて幸せですよ」
「私ももう一週間も溜めてますからね、全部搾り取ってもらわないと」


卑猥な言葉が飛び交う。
それぞれが自分に求める事を口にする。
それを聞く度に、自分の下半身が疼くのが分かる。




そして、宴は始まった。




口枷を外され、いきなり太くて汚いものを自分の口に押し込む。
柔らかい皮で覆われたそれを舌でなぞる、どんどん膨張していくそれの先から中が出てくるのが分かる。
すると口の中が吐き気を催す強烈な異臭でいっぱいになる。

「もう何日も洗ってないからな、でもこの変態ちゃんはこの味が大好きなんだろ?」

無理矢理犯されている事への興奮が止まらない。
その汚いものが自分の口の中で暴れる。

次の瞬間、自分のアナルに大きな物が入るのを感じた。
一気に奥までそれは挿入され、腰が砕ける様な苦しさと、その苦しみを与えられる事に快感を覚える。

すぐにそれは絶頂を迎え、大量にそれから絞り出されたものが自分の中に注がれるのを感じる。

「久しぶりだったからすぐにいっちまったよ」

そう言うと次の男が自分に別のそれを挿入する。
ゆっくりと、いやらしく、自分の中を存分に味わうかの様に出し入れを繰り返す。

それと同時に口の中にも、大量にそれから絞り出されたものが勢いよく出され、一気に喉を通過する。
喉に絡み付き、息が出来ない程濃いそれを無理矢理飲み込む。

「ちゃんと飲み込んだか、良い子だねー、本当に大好きなんだねボクは」

男達は代わる代わる自分を犯し、弄び、大量の欲の固まりを自分に注ぎ続けた。
大量の酒を飲み、犯し、また酒を飲んだ。
時には自分の中でトイレを済ませ、そのまま犯した。

繰り返される肉欲の宴、ただただそれに身を委ね、快感を感じた。
縛られ、天井から吊るされ、一人一人に犯された。
机に貼付けられ、前と後ろを2人一緒に交互に犯された。
男達の休憩時間中に、男達は酒をのみ、自分はその間も机の下で盛り立つそれらを口で奉仕し続けた。
アナルにバイブを差し込まれ、皆が酒を飲みながら観賞するなかで自分の中で暴れ狂うバイブに耐えながら、一人一人全員を口で奉仕し、中の物をすべて絞り出した。


休む間のなく犯され、弄ばれ、欲のかたまりを絞り出し続けた。
自分の中がそれでみたされ、同時に黒く染まって行くのを感じた。



あぁ、僕の中が黒く染まって行く。
でも、これは僕が求めた事。
満たされて行く、もう何も痛みを感じない。





沈んで行く。




気がつくと、男達はもうそこにはいなかった。
宴は終わったんだと思ったが、まだ自分の中に疼きがあるのがわかる。


義父の部屋に行き、ベットで仰向けに横たわる義父を見つける。
こちらに気付き、ニヤリと笑みを浮かべる。

「そうか、今日はまだ足りないのか」

義父は仰向けのままズボンを脱ぎ、これを使って自分の欲を満たせと言わんばかりにそれを見せつけた。
そのままそれを自分の口に含み、上下に動かし、最高までそれを盛り立たせる。

「お前もここまで堕ちるとはな、最初の頃が嘘のようだよ。いまではただの淫乱な奴隷だ」

義父の汚い言葉にも興奮を覚える。
盛り立ったそれを自分の中に挿入する。
義父は仰向けのまま両手を頭の上で組み、自分が上下するのをただ不適な笑みを浮かべながら見ている。

一度それから出されるもので自分のお腹が満たされると、今度は正常位でそれを自分の中に挿入する。
自分を包み込む大きな身体に身を委ね、自分を突き刺すそれに快感を覚えた。

もう一度終わると、自分の中から抜き出されたそれを口に含む。
それに絡むすべてを口で絡み取り、それの先から出る残りを吸い取る。

「よし良い子だ、お前に一度だけ俺の目の前で自慰する事を許してやる」

すぐに自分のそれに手を伸ばした。

「自分のアナルに指をいれながらやれ」

命令通り、自分のアナルに指を入れながら自慰を行った。
ずっと欲を搾り取る事だけを強いられたため、自分がそれを出す事はなかった。



下半身が痺れだす、何かがどんどんこみ上げてくる。



すると急に後ろから義父がそれを奪い取り、一気にしごいた。
激しい動きについに耐えられなくなり、一気に自分の中からそれが放たれた。


あまりの衝撃にたえられず、その場に倒れ込んだ。
すると同時に、なぜかとてつもない虚無感と悲しみが自分を襲った。





苦しい、悲しい、寂しい。
急に涙が止まらなくなった。





「お前は今日から射精する事を一切禁ずる、この苦しみをちゃんと覚えておけよ。お前はもう快楽を自分で得る事も出来ない俺の奴隷なんだ。」




その瞬間、この男に完全に支配されてしまったと感じた。
そして、もう後戻りの出来ない、決して捧げてはならないものを捧げた事に気付いた。





つづく


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あの日以来、義父は何をしてくる事もなくった。
母親がしばらく家にいたと言う事もあったが、あの日からすべてが変わった。


Aくん:僕が母に話しかけても、何か避けているような感じだった。
未来 :なんで?なんでAくんが避けられなきゃいけないの?
Aくん:分かってたんだと思うよ、自分が信じてあげなきゃいけないのに、それをしなかった事を
未来 :後ろめたかったって事?
Aくん:そうかもね。


弟の態度も一変した。
それまではお兄ちゃんお兄ちゃんと言ってくれた可愛い弟。
あの日から弟は自分を避ける様になり、自分がリビングにいけば部屋に戻り、
部屋に言っても忙しいと言われる様になった。



自分は何も悪い事をしていないのに、何故こんな仕打ちを受けなければならないんだろう。
自分は何のために自分を犠牲にしてきたんだろう。
でも、もう涙も出る事はなかった。



母親がまた出張に出かけ、弟が友達の家に泊まりに行くと言っていなかったある日の事。
その日は義父も家にはいなかった。
恐らくまたハッテンバと言う所に行っているのだと思った。



Aくん:夜が更けてきたころ、義父が帰って来る音がした。
未来 :うん
Aくん:義父が部屋に入る音が聞こえると、僕は何故か引き寄せられる様に義父の部屋に向かった。
未来 :え?なんで?呼ばれた訳でもないのに。
Aくん:そう、それが彼の作戦だったのかもね。。。



あれだけ毎日の様に自分を求め、犯し、弄んだ義父。
何故あの日から何もしてこない?言ってこない?
もう終わった事なのか?もう終わりなのか?





・・・終わり?





・・・終わる事を、嫌だと感じている?





・・・この元凶となった張本人を、自分から求めている?





Aくん:僕は、その時やっとわかったんだ
未来 :え?




もう




”とっくに自分はあの時に壊れてたんだって”



何も言わずに義父の部屋をあけた。
パンツ1枚でいた義父がこちらに気がつくと、何か勝ち誇った様な笑みを浮かべた。



「やっぱりお前は変態だ、寂しくなって俺にすがりにきたんだろ?なんてイヤらしい淫乱野郎だお前は」



Aくん:もう、どうでもよくなってた。彼は僕がこうなる様にずっと調教してたんだって思った。
未来 :身体だけじゃなく、心も支配されていたってこと?
Aくん:そう、彼の思惑通りだったって事だよ。



「わかっただろ?お前はもうどうにもならない淫乱豚野郎なんだよ」


何を言われても、もう何も感じなかった。
ただ自分の中に空いた穴を埋めてほしかった。
何を言われても言い、何をされても言い。





早く、その汚いもので自分を汚してほしい。




気がつくと、義父は自分の部屋にある電話で電話をかけていた。




「計算通り、うちの奴隷が堕ちた。また楽しんで頂けますよ」



あぁ、また仲間を呼んでるんだ。
またあの汚いので沢山犯されるんだ。




なんでもいい




早く、その汚いのを




僕に注いで




つづく


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崩れゆく世界

赤・・・・真っ赤な赤。


真っ暗な闇の中に見える赤い光。
この歪んだ空間に吸い込まれてからどれくらいの時が過ぎたのだろうか。
一瞬なのか、永遠なのか、もうそれさえも分からない。



ゆらゆらと宙で揺れる自分の足が見える。
その足の間から歪んだ笑みを浮かべながら欲望を貪る大きな影が見える。
自分のアナルに感じる苦しみと痺れ、大きな影と繋がっているのが分かる。


歪んだ欲望の固まりが注がれるのを自分の中に感じる。
大きな影から漏れる荒い息と熱気、大量の汗で濡れた大きな影が自分に絡み付き、口と口が重なり、その中から蠢く何かが自分の口内で激しく暴れるのが分かる。



見える世界が変わる。



大きく仰向けに横たわる大きな人の身体。
その身体の下にある”それ”を自分の口内に招き入れる。
上下に頭を動かし、片手でそれを握り、中にある歪んだ欲望を絞り出す。


同時に自分の身体の後ろに大きな気配を感じる。
その大きな気配はさっきまで自分の中にいたものとは別の物で自分を求める。


また感じる苦しみと痺れ。
大きな気配がゆっくりと動いているのが分かる。
自分の中に何度も出し入れするのが分かる。


「あぁ、最高だ、H大好きなんだねボクは」「この子よく調教されてますね」「まだ子供なのになんて悪い子なんだ」


聞こえてくる影達の声。
悲しみと絶望の中で、ただひたすら求められる事に従った。



Aくん:そしてその日から、僕は義父だけでなく彼らの奴隷にもなる事になった。
未来 :それって・・・お義父さんの命令?
Aくん:そうだね、一つの調教プレイとして彼も楽しんでいたよ。


それから毎日続く悪夢の日々。
義父の要求はとどまる事を知らず、自分好みの奴隷に仕上げるために数々の調教を施した。
知らない人も日に日に増え、代わる代わる犯され続けた。
時にはその知らない男性の家に招かれ、そこでも欲のはけ口として使われる事もあった。



Aくん:そんなある日、家である事件がおきた。
未来 :事件?


母親がいる時は家の中では何もしてこなかったが、弟だけの時は隠れて自分を求める様になっていたある日の事。
いつものように自分がお風呂に入っていると、急に義父がお風呂に入って来た。
一緒に仲良くお風呂に入る家族を装って、またいつものように自分を求めるのだと諦めていた。


案の定、まずは口で奉仕する事を強要され、だまってそれに従う。
義父は身体を洗いながら自分の奉仕を楽しみ、自分の身体も泡で覆う。

泡で満たされた身体を後ろに向け、自分のなかにそれを挿入する。
自分で動く事を要求し、それに従っていたその時。



「僕も一緒に入る!」



弟がまさにその時に入って来た。



見られた



空が落ちるような感覚に見舞われた。
いままでずっと隠して来たものを愛する弟に見られてしまった。



「えっ・・・何してるの?」



驚きを隠せない弟の顔がそこにあった。
自分の見える世界が歪み、崩れるのが分かった。



Aくん:そして弟はその事を家に帰って来た母にそれを言ったんだ。
未来 :じゃあお母さんにもバレちゃったの?
Aくん:うん、お義父さんがお兄ちゃんのお尻におちんちん入れて喜んでたってね。
未来 :それで、お母さんは?
Aくん:信じられなかったみたいで、とりあえず3人で話そうって事になったんだ。
未来 :じゃあ、Aくんは望まないかもしれないけど、その悪夢は終わったんだね?
Aくん:いや・・・



義父は一緒にお風呂に入っていただけだと母に説明をした。
弟の見間違いだ、一緒に身体を洗ってただけだ、あくまで白を切るつもりだった。


迷った。
ここですべてを話してしまえば、自分が恐れていた最悪の結末になる事を知っていた。
でも、もうこんな毎日に耐えられない、何で自分だけこんな思いをしなきゃいけないんだと、毎日苦しかった。



楽になりたかった。



Aくん:弟の言っている事は本当だと母に言った。
未来 :そしたら?
Aくん:顔を真っ青にして僕を見ていた。


そして次の瞬間、何が起こったのか分からないまま、自分の座っていた椅子から転げ落ちた。
気がつくと、自分の左頬に激痛を感じ、口から血が出ているのに気がついた。


見上げると、そこには鬼の形相でこちらを見ている義父がいた。
右手は閉じたまま、怒りで震えているのが分かった。

そして急に胸ぐらを掴み、もう一度殴られた。



「そんな嘘をついて、俺を陥れる気か!何が目的だ!」


叫びながら、また堅い拳で自分を殴る。



何度か自分を殴った後に、母のいるテーブルに義父が腰をかけた。
母は、普段自分の前では温厚な義父の荒れる姿に驚いている様子だった。

「子供の悪ふざけだ」「こんな話を信用して家庭を壊すつもりじゃないだろ?」

義父は母に自分は潔白だと訴え続けた。


Aくん:僕は、母はそれでも僕を信じてくれると思った。
未来 :信じてくれるでしょ、だって弟さんも見たんだし。


でも、母親は信じてくれなかった。
変な嘘をついて家族をめちゃくちゃにしたいのかと義父に殴られた頬を平手で叩いた。


大好きだった母、誰よりも自分と弟を愛し、信じてくれていた。


しかし、そこには自分の知る母はもういなかった。
認めればそれは家族の崩壊を意味することはもちろん、また自分が一人孤独になることも意味していた。

一人になりたくない、女として愛してくれるこの男にすがりたいと言う自分の欲をみたしたい一人のか弱い女がそこにいた。
その為に、歪んだ欲望に塗れる変態男に生け贄として自分を捧げたと感じた。





そしてその時、自分の中で何かが壊れた気がした。



つづく

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悪夢のはじまり

もう何杯目だろうか、Aくんは新しいカクテルを注文し、それを飲み干した。
”外国の血が入っている人はやはりお酒に強いのかな"などと、こんな大変な話を聞いた後で自分の頭の中をよぎる。
自分の過去のトラウマ、飲まなければとても冷静に話せる内容ではないのだと思った。


”もっと残酷な裏切りが僕を待っていたんだ”


この言葉の後、Aくんは口を開かなくなり、沈黙が続いた。


また新しいカクテルが運ばれてきた。
テーブルにそれが置かれると、ふとAくんの横顔に目がいった。
間接照明とテーブルの真ん中に置かれたロウソクの火がAくんを照らす。
その横顔は切なく、悲しそうな目をしていた。
不謹慎だと分かっていても、それでも僕はそのAくんの美しさに見とれてしまった。



Aくん:義父に乱暴される事が日課になってきたある日の週末、僕が学校から帰って来るより早く義父が家にいたんだ。


ハッと我に返り、Aくんが口を開いた事に気付く。


Aくん:何か嫌な予感がした、何かがいつもと家の中が違っていた。
未来 :どう違ったの?
Aくん:わからない、でも何かが違ったんだ。

Aくんが言うには、いつもは自分より早く義父が帰って来る事はなかったという。
帰ってすぐにその異様な雰囲気に耐えられず、早足で自分の部屋に逃げる様に駆け込んだ。



”コンコン”



部屋のドアがノックされる音が聞こえた。
”誰?”と聞くと、それはやはり義父だった。
要件を訪ねると、”手伝ってほしい事がある”から下の奥の部屋に来てほしいという事だった。

その部屋は普段はあまり使われておらず、大きさとしては家の中でリビングとキッチンの次に広い部屋だったが、
家の中にあるすべての部屋の中で一番日の光があたらない部屋の為、半分物置のような形で使われている部屋だった。
季節ものの服や昔弟と一緒に遊んだおもちゃ類、本やピアノまである。
いつもキレイに掃除されている部屋ではあるが、用事がない限りあまり立ち入る部屋ではなかった。


そんな所で何を手伝ってほしいんだろう、何か物を出すのを手伝ってほしいと言う事だろうか、それともまた乱暴されるのだろうか。
でもまだ夕方、弟ももうすぐ帰って来る、弟がいる時は乱暴はされないからきっと大丈夫。
そう思いながら家に帰ってきた時から感じていた嫌な予感を感じながら義父の待つ下の奥の部屋に向かった。



部屋に近づくと、部屋のドアの前で義父が待っていた。


「ちょっと自分の部屋に忘れ物をしたから、先に入って待ってなさい」


そう言うと義父は自分の部屋に早足で向かって行った。
何かないと出せない様な物なのかと不思議に思いながら先に部屋に入った。


Aくん:すると、とんでもない裏切りが僕をそこで待ってたんだ。
未来 :とんでもない裏切り?


ドアを開けると、そこは自分が知っているいつもの物置部屋とは明らかに雰囲気が違っていた。
いつもは日が当たらないせいか、少しホコリとカビのような湿気った空気が漂い、
夏でも少し肌寒さを感じる物置部屋だったはずの場所が、異様な熱気と湿度に包まれ、部屋中に煙の様な物が充満していた。
さらに外からの明かりを完全にシャットアウトしているせいか、いつもは感じられる窓からのかすかな光も感じられず、照明のせいか部屋中が赤色に染まっていた。


「やあ」


その異様な部屋に気を取られていたせいで、そこにいる”何か”に気がつかなかった。


「こんにちはボク」

「おぉ〜、やっぱりハーフの子は可愛いね」


義父と同じくらいの年齢の見知らぬ中年男性が2人いるのが分かった。
真っ暗な部屋を赤い照明で照らしているせいか、2人に気がついた時は目が慣れておらずよくわからなかった。

しかし、少し目が慣れてくると、その2人の姿を見て何をするつもりかは一目瞭然だった。
すでに2人とも全裸で、男達の興奮度を物語るかの様にそれは盛り立っていた。
足下には支配する為の様々な道具が置かれ、拘束する為の道具も準備されていた。


すぐに部屋を飛び出そうとした。
するとそこには、母の前では笑顔で優しい義父ではなく、まるで人が変わった様に自分の欲のすべてを注ぐ欲望の固まりとなった義父が目の前に立ちはだかっていた。


「どこに行くんだ?お客様に失礼だろ」


あとから聞かされた事だが、義父は夜遅く帰ってくる時が時々にあった。
それはいわゆるハッテンバに行き、自分好みのウケを探してはプレイを楽しんでいるものだった。

それらのハッテンバで何人かのタチの顔見知りが出来、帰りにその顔見知り達とお酒を飲む事になった際に自分との事を漏らしてしまい、自分達も混ぜてほしいと言われたのがきっかけだったと言う。

”手伝ってほしい事がある”と言ったのはこういう事だったのかと思った瞬間、激しい絶望を感じた。
それまであんなに酷い事をされても、心のどこかでまだ義父を信じていたのにと思った。



そして、長い悪夢はそこから始まった。



つづく

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守りたいものの為に

Aくんと僕は一杯目のカクテルを飲み終わり、また別のカクテルを注文した。
静かな店内にカクテルをシェイクする音が響き渡り、しばらくするとそれはやんだ。
新しいコースターがテーブルにおかれ、新しいカクテルと小さい器に入ったドライフルーツが運ばれてきた。

ウェイターがその場を去ると同時にAくんはカクテルを口に運び、ドライフルーツを一口食べてから話し始めた。


Aくん:僕はあの日、ベットに縛り付けられて、いつもとはまるで違う義父の姿をみた。
動けなくて、何が起こっているのか分からず不安で、思わず母の名を口にした。

僕は小さく頷いた。

Aくん;父は足下にあるバックから何かを色々と取り出し、準備を始めた。
未来 :何の準備?
Aくん:僕を・・・"自分の物にする”準備だよ。

僕はまた少し緊張に似た鼓動の高鳴りを感じた。
焦りの様な、緊張の様な、何かすごく胸が締め付けられる様な感覚を覚えた。



そして彼は,その日に起こったすべての事を話し始めた。



最初にバックから取り出したものは大量のローション。
大量に自分の全身に塗りたくり、Aくんの身体にも満遍なくローションを塗った。


次にバッグから口枷を取り出し、恐怖で震える彼にそれを装着し、さらに目隠しをして完全に視界を奪う。


それですべての準備は整った。


Aくん:そして、いよいよ義父は自分の歪んだ欲求を僕にすべて注ぎ始めたんだ。

僕はまた小さく頷いた。

まず義父は、ローションでぬるぬるした彼の全身を手で滑らせながら彼を手で感じた。
「毛がまだ全く生えてないんだな」「肌がすべすべで気持ちが良い」「こんな上物を頂けるなんて幸せ者だ」

時々義父の独り言が何も見えない世界から聞こえてくる。
何が起きているのか分からず、怖くて、気持ち悪くて、不安でいっぱいだったと彼は話す。

そしてしばらくすると、急に繋がれた両足を大きく開かれるのが分かった。
義父の両手が自分の膝にそれぞれあてられて、ギリギリまで大きく足を開かれた。
何が起こるのか不安と恐怖しか感じない中で、自分の股間に大きな気配と暖かい風を感じた。

そして次の瞬間、自分のペニスが何かに吸い込まれるのが分かった。
口枷をされているせいで声を出す事も出来ず、ただもがく事しか出来なかった。

何も見えない真っ暗な世界の中で、自分の股間からじゅるじゅると音が聞こえる。
自分のペニスが何か生暖かい物の中で蠢く何かにもてあそばれているのがわかる。
真っ暗な闇の世界に響く”じゅるじゅる””ぴちゃぴちゃ”と言う気味の悪い音、もてあそばれいる自分のペニスから感じる疼きの様な感覚、永遠の様に感じる時間、ただただそれが終わるのを待つしかなかった。

「どうだ気持ちいいだろう?これはフェラチオと言うんだぞ、覚えておきなさい」

奇妙な音が終わった後に義父の声が聞こえた。
じんじんする自分の股間に何が起こったのか確認する事も出来ず、ただそれを聞く事しか出来なかった。

「次はお前の番だぞ」

そう言うと急に下半身に冷たくてドロッとした物がかけられるのを感じた。
またあのローションを大量にかけられたのだと分かった。

すると今度は両足首の縄をほどき、冷たい金属のような物で両足を固定された。
その直後、固定された両足を掴み、その両足が真上を向いた瞬間、自分の股と股の間に硬くて太くてドクドクと脈打つものが差し込まれた。

「お前の肌はまだ若くてきめ細かいからな、いきなり後ろは無理だろうから、今日は素股で勘弁してやるよ」

そう言うと、その太くて硬いものが、自分の股の間でなんどもこすれるのを感じた。
義父のどんどん荒くなっていく息と、どんどんスピードを増して摩擦で股の間に感じる熱、そして”にちゃにちゃ””くちゅくちゅ”と言う音だけが聞こえる。

何をしているのか全く分からない、そう思った次の瞬間、義父の大きなうめき声の様な声と同時に、急に股の間に感じていた太いものが引き抜かれたのが分かった。
そして自分の顔と口辺りに、生暖かくて今まで嗅いだ事の無い臭いのする、ぬるぬるした物がかかったのを感じた。

「これからお前の大好物になるものだ」

その言葉が聞こえた瞬間、口を塞がれている口枷に装着されている穴の空いたボールの間から、ドロドロとした生臭いものが入ってきた。
あまりの気持ち悪さに吐き出そうとしても吐き出す事も出来ない。
それはそのまま喉を通過し、喉に絡み付く様な不快感と吐き気を催した。



そしてその日、それらは何度も繰り返され、父親の欲望のままにそれを受け止め続けた。




外がぼんやり明るくなってきた頃、両手両足の拘束を解いて義父は言った。

「この事は決してお母さんには言うなよ、言えばお前が辛い思いをするだけだからな」

それからしばらく、あまりのショックで放心状態だった。
気付くともう部屋には義父の姿はなかった。


Aくん:そして次の日の朝、義父はいつもと同じ様に接してきたよ
未来 :何もなかったかのように?
Aくん:うん・・・僕も何も言えなくて、悪い夢だったんだ、早く忘れた方がいいんだって思う事にしたんだ。

僕は何も言えなかった。
まだ何も分からない小学生の小さな少年が、自分の大好きだった、しかも同性の義父からこんな酷い事をされるなんてまだ信じられなかった。

Aくん:そして数日後、その悪夢の続きが始まったんだ。
未来 :それで終わらなかったの?
Aくん:あれはただの序章に過ぎないよ。

義父は彼が何も言わず、たまに帰って来る母親にも告げ口しない事をいいことに、この日を境に彼の身体を求める様になった。
3回目の時にはついに義父の男根を彼の中に受け入れる事を強いられた。
背筋に電気が走る様な苦痛と苦しさ、頭が真っ白になり、腰がくだけそうな程苦痛だった。

日を追う毎に義父は所構わず彼を求める様になり、彼はただその言いなりになるしかなかった。
義父の要求は日に日にエスカレートし、誰にも相談出来ないまま、ただそれに従い続けた。
初めてのアナルプレイを経験したその日から毎日アナルプラグの装着を義務づけられ、アナルの拡張を強いられた。
義父の食事中は弟がいない時はテーブルの下でフェラチオで奉仕、風呂の中でもトイレの中でも、所構わず性行為を強要され続けた。
決して求められる事を望んでいた訳ではなく、求められる度にどうしたら早く終わるのかだけを考えた。


恐らく義父は、こういう事をされても平気な子だと勘違いしてたんだろうと彼は言った。


Aくん:このままだといつか大好きな母と弟にバレてしまう、でもどうしたらやめてくれるのか分からなかった。
未来 :なんでお母さんに相談しなかったの?
Aくん:出来る訳ないよ、頑張って仕事をして僕らの事を愛してくれて、そして何よりも女として義父を愛していた。それを僕が壊すなんて出来ないよ。
未来 :弟さんにはバレなかったの?
Aくん:変だとは感じていたかもしれないけど、僕も義父も白を切り通した。義父は弟には全く興味がなかったみたいだから、それはせめてもの救いだった。


幼いAくんはそんな事を一人で考え、背負っていたのかと思った。
義父にひどい事をされている、それを警察や児童相談所に言う事も出来た、母親に言う事も出来た。
でもそれは同時に家庭の崩壊を意味し、何よりも世界で一番大好きな弟の家族の幸せと母親の女としての幸せの両方を奪う事になる事を意味していた。

だから母親と弟には絶対にバレてほしくない、母親と弟の幸せの為と思えばどんな事だって耐えられる。
まだ幼い少年はそう考えながらすべてを自分が背負い込み、日々エスカレートしていく義父の要求に従い続けた。



Aくん:でも、もっと残酷な裏切りが僕を待っていたんだ。



つづく

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プロフィール

未来

Author:未来
性別:Male
種別:M奴隷(現在は主人がいないので過去形)
年齢:20代後半

とあるきっかけからこの世界を知ったのが始まり。
その後Webで知り合った人がきっかけで2人の主人から奴隷調教を受ける事になり、その主人等からそれぞれ2年ずつ奴隷になる為の調教を受けた4年間に渡る日記です。

【ご注意】
当ブログは同性者(男性同士)との性的行為に関する内容が多く含まれます。
異性間でのものではないので、同性間での性的行為に理解のない方はご遠慮ください。
何か質問や問合せ、ご要望などあればメールフォームからお願いします。

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